

お茶の水女子大学
日本語教育コース 2018年度入学生(M1)
研究計画書

研究計画書は、一般的に以下のように構成されます。
①研究テーマ ②研究背景と問題の所在 ③先行研究 ④研究目的と課題 ⑤研究方法
⑥予想される結果 ⑦研究意義 ⑧参考文献
どのように研究計画書を書くかを考える前に、自分がこの研究を通して何を解明したいのかという問題意識(研究目的と研究
課題)が考える必要があると思います。
次の作業としては、研究課題に関する先行研究を調べ、この領域でどのような研究がなされ、研究がどこまで進んでおり、
どういった課題が残されているかを明らかにする必要があります。また、先行研究から方法論を学び、自分の研究課題を解明するために、どのような研究方法が一番ふさわしいかを検討する必要があります。
その上で、得られる結果(予想される結果)はどのようなものかを予測し、仮説を立てます。
最後に、この研究はどのような領域で、どのような貢献(研究意義)ができるかを考える必要があります。
研究計画書を作成するにあたって大事なことは、まず文章として整っていることと、研究の意図が論理的に説明されていることです。下記に、それぞれのポイントを記載します。
◇研究テーマ
テーマを一つに絞り、この研究で何を明らかにしたいかが、一目でわかるようにしたほうがいいと思います。
◇研究背景
研究背景を記述する際は、客観的なデータなどの根拠あるものを引用したほうがいいでしょう。
◇先行研究
どの対象者に対して、どのような方法でどのような結果が得られたかを、明確に書いたほうがいいでしょう。
◇研究目的
「何をどのように明らかにすることである」という形で書くのがいいでしょう。
◇研究課題
研究課題は簡潔に、一つの課題が一つの問題を解明するというように書いたほうがいいと思います。
最後に、参照した学術論文や書籍などを「参考文献」として記載しましょう。